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執筆者の写真KyongSun Kong

脱プラに向けた小さなアクション①

更新日:2020年4月2日

近年、入試試験にSDGsの問題が出るほど、SDGsやESGは身近なキーワードになりましたが、その実態に関してはいまだ曖昧な点が多く、企業も言葉先行になっているのではないかなと思います。

しかし、昨今、環境への関心は確実に裾野を広げていますし、エコに配慮する消費者が増えてきているなと、周りを見ていても感じます。「まず、自分のできることから努力していこう」と、自らのエコ活動を発信している人も多く見受けられるようになりました。

消費者が実践できる環境への取り組みとして、脱プラスチックは最も身近なものです。マイタンブラーの使用で、エコ活動に取り組んでいる方も多いと思います。今回はオーストラリア・メルボルンで、脱プラ生活に取り組んでいる入田幸恵さんの体験談をご紹介します。


日本では多くのスーパーマーケットで魚やお肉の入ったトレーの回収をしてもらえますが、メルボルンではリサイクルに出せるのは、硬いプラスティックトレー(黒色以外)のみだそうです。彼女は少しでもゴミを減らすために、お肉を持ち込みの容器に入れてもらおうと、よく行くマーケットに容器を持参してみたところ、快く対応してくれたとのこと。そこは地元のマーケットで、大手ではないそうです。大手チェーンではやはりまだ、このような対応は、難しいのかもしれません。(写真:メルボルン在住 入田幸恵さん提供)



「大手スーパーマーケットチェーンの動きを変えるにはやはり時間がかかるが、購買側の意思表示は、消費者の行動一つで変えられる」と彼女は言っています。彼女のとったアクションは小さいものかも知れない。でも、この小さな動きの広がりが大手チェーンを動かす力になり、その先には脱プラ、地球環境保護へと繋がる道になると、私は信じています。

私だけやっても何も変わらない・・ではなく、「私から変えていく」という考え方が、今まさに必要ではないでしょうか。地球は待ってくれない。毎日少しずつ病状は悪化していく。これを食い止めるためには、私たちの小さなアクションでもまずは動き出すことが大事なのだと思います。


以上

執筆: 孔慶順 (一般社団法人コレクティブ・アクション)

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