• Yumiko Oishi

有料化から1ヶ月「レジ袋要りません」が7割以上


7月1日からレジ袋の有料化が始まり、一ヶ月が過ぎた。

マイバッグ持参にも慣れてきたが、ほんのついでの買い物の時に、マイバッグを忘れて、悔しい思いをすることがある。おかしなものだが、環境に良いとか、プラごみ削減とか、の問題の前に、「今日も1日レジ袋を買わなかった…」と言う、ある種の達成感のために懸命になれているような気がする。

有料と言っても2円〜3円では効果も低いのではないかと思っていたが、想定以上にマイバッグの使用が広がっている。大手コンビニ3社それぞれが発表した7月一ヶ月のレジ袋辞退率はセブン‐イレブンが75%、ファミリーマートが77%、ローソンが76%でいずれも75%を超えている。 


実際、私の家庭からレジ袋やプラの袋が減っている。スーパーの大きなサイズはもちろんだが、ショッピングセンターの各お店からもらう、小さなプラ袋が減ったのが大きい。有料化前は各店舗でちょっとした物を買うと、いちいちプラ袋に入れて渡され、持ち帰ってもゴミ袋にもならず、そのままゴミにしていたものだ。ドラッグストア、ペットショップ、食品雑貨、パン屋、100円ショップ、これだけでも5枚減る。

しかもこれらの袋がないと、キッチンが片付く、想定外の良い効果だ。

でもなぜ、レジ袋を減らすために有料化されたんだっけ?

ウミガメが食べてしまうような海洋汚染の原因を減らすため?いや、日本ではきちんと捨てられているケースが多いから、直接海に流れ出るようなレジ袋ってそれほど多くはないはず。

本当は、購入してから何分もたたずに、再利用もされずにゴミとして捨てられるレジ袋が無駄なのだ。おにぎりやお茶、下手をすればチョコレート一個を買っただけでもついつい入れてもらっていたレジ袋、オフィスでランチを買うと一人一枚ずつ必ず消費していたレジ袋、つまり本当に必要、とまでは思えない場合は辞退する、それが積み重なれば膨大な量のプラスチックの消費が減る。このことが大事なのだ。

レジ袋はゴミ捨ての袋にリユースしているから、レジ袋が減ってもゴミ袋を買ったら同じではないか、と言う意見もあるが、それは東京23区内の話である。東京都下は私の住んでいる市も含め、かなり前から指定ゴミ袋使用で、これは有料である。しかも、通常のスーパーのレジ袋の大きさのものが各自治体により異なるが、一枚36円する。この指定袋でなければ、回収してくれない。つまり、ゴミを捨てるためにすでに指定袋に、毎週80円弱支払っているのだ。

ゆえに、ゴミ出しに使えないレジ袋をわざわざ購入する意味がない。マイバック持参で買い物に行き、有料の指定ゴミ袋ひとつにまとめようと、ゴミの量を減らし、分別もする。良い流れである。

今回有料化されたレジ袋は、プラスチック、つまり化石燃料である石油からできているものだ。この消費が減ることは、CO2排出削減、地球温暖化対策の一助となる。


色々なタイプが売り出されているマイバッグの選び方にも工夫が必要だ。使い勝手とデザイン性で選んでしまいがちだが、できるだけエシカルな作りのマイバッグにした方が主旨に沿っているわけだ。たとえプラスチック製であっても、使い捨てではない分、石油消費も相対的に減る。

さらに、コットンのバッグにするなら、有害な薬品を使わない綿栽培で、労働環境の整った工場とフェアトレードであるかを見極めることも大切だ。


衛生面や軽さ、コスト、強度などの面から考えると、総合的にプラのレジ袋に勝る素材はまだ無いと言えるだろう。だけど少しくらいの不便を受け入れて、温暖化や海洋汚染の原因を減らせるならば、自分にも協力ができるぞと言う気持ちで日々過ごせれば良いではないか。

マイバッグのデザインやアイデアも多種多様、選択肢も増えた。これぞ理想、と言えるマイバッグにはまだ出会えていないが、しっかり選べるようになっていきたい。


正しい知識と情報で、次のアクションの選択も決まってくる。大事なことだ。

以 上

執筆:大石由美子(一般社団法人コレクティブ・アクション)

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